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紹介やダイレクトメールなどで、見込み先と《面談機会》ができた時、あるいは既存の顧問先に“新たな(有料)提案”をしたい時、更には《無料相談》などで面談した際、話ははずんでも、なかなか“契約”に持ち込めない時があります。
そんな時、何を考え、どうすればよいのでしょうか。 |
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【01】 “契約確率”が野球の打率程度でも… |
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契約獲得に自信をお持ちの先生方は、非常によくご存じだと思いますが、実際、かなりの“凄腕”の契約クロージング力を持っておられたとしても、契約に至る確率は、それほど高くないはずです。しかし、3割程度しかヒットを打たない野球選手が“強打者”と言われるように、契約率が高いかどうかも、2割か3割かというレベルでの比較であり、そしてまずは、その“1割の差”が大きいのだという現実を確認する必要があるように思います。
つまり、契約の確率だけを見ると、何となく低くてつまらないのですが、それを“若干”引き上げるだけで、強打者になれるという“現実”を、しっかりとらえておくべきだということです。
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【02】 “営業の神様”は短命? |
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逆に言うと、いつかもお話ししたことですが、“100発100中の契約獲得”など、あり得ません。もちろん、契約してくれそうな先を選んで、自分が出向く前に、まず従業員や紹介者に“伺い”を立てさせておくケースや、よほどの案件や顧客ニーズの鉱脈のようなものをつかんだ場合は別です。まさに“なぜヒットが打てない人がいるのだろう”と思いたくなるほど、契約が取れるでしょう。
ところが、それは長続きしません。“営業の神様”は、だいたい短命なのです。派手な成果は、必ず競合先を生み、そうでなくとも顧客層の反感を買って、早晩下火になって行きます。当然でしょう。逆に、継続的に“契約を獲得する⇒契約率を上げる”という試みは、結構地味なものなのです。そして、その“地味な活動”を味わうのでなければ、長く“強打者”であり続けることは難しいのです。
では、“契約の継続的な強打者”は、どんな努力をしているのでしょうか。それが、ここでのテーマとなります。
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【03】 契約の強打者の1つ目の発想:“�〕�無の境界” |
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その努力は、おおむね3つの“概念”にグループ分けできると思います。その第1は、極めてシンプルなことなのですが、“どこまでが無料で、どこからが有料なのか”を、非常に精緻に整理しているということです。つまり“�〕�無の境界”が明確だということです。
たとえば、無料相談で、企業経営者に悩みを打ち明けられ、相続対策にせよ社内トラブル対策にせよ、“全部話してしまう”先生がおられます。それは本当に“思いやり深い”ことではありますが、顧客である経営者は、こう感じるのではないでしょうか。つまり『この先生に料金を支払っても、これ以上のことが聞けるだろうか』と。
顧客経営者にどう思われようが、大したことではありませんが、先生方ご自身が『今後、有料にして、これ以上のことが言えるだろうか』と感じてしまうと、それ以上押せなくなります。実は、程度の差こそあれ、“押せなくなった”ために、契約が前に進まないケースが、案外多いのです。
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【04】 無理をすると“労務提供型”に陥る… |
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ところが、『全部話して何が悪い』と、反論されるケースもあります。たぶん、そんな時、先生方は、『私は知恵や見識を売っているのではない。作業や代行を売っているのだ』と、無意識にご自身を“労務提供者”にされていることに、お気付きではないのでしょう。
そのため、契約を取った後、知恵の提供者ではなく“作業や労務の提供者”となって、振り回されてしまうのです。動くべきなのは、教えを受けた経営者や企業の担当者であり、教える主体としての先生ではありません。もし、教える主体である先生が動く必要があるなら、それはそれは、高額なフィーを要求すべきでしょう。
この発想なしに、契約数を増やしても、ただ“労が多くなる”だけです。そして、困ったことに、経営者は“労務提供者を合理化(人数または費用単価削減)して行く”発想の中で、日々暮らしているのです。
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【05】 契約の強打者の2つ目の発想:“�⊆�静と客動” |
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“契約獲得”の強打者が2つ目に“発想”するのは、この点であり、彼らの多くは“自分が動くこと以前に、顧客経営者が自ら動かなければならないイメージを持たせる”ことに腐心するのです。つまり“�⊆�静と客動”の発想です。
逆に、労務を提供していると、企業経営者は『それって、パソコンでできるよね』『うちの従業員でもできる』『直接、国の役所に相談すれば済むことだ』などと考えてしまいます。あるいは『もっと安い士業事務所を探そう』などと言い出すかも知れませんし、『他の事務所に変えるぞ、と言えば顧問料を下げれくれるだろう』などという発想に陥りかねません。
それは“労を減らす”のが商売の鉄則ですから、しかたがないことです。
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【06】 ポイントは客先が“自分の労”を自覚すること |
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ただ、だからこそ、先生方との契約が“経営者自身の労を先生方が減らしてくれている”という実感がなければ、契約しないばかりではなく、契約自体が長続きしないのでしょう。経営者にまず『ええっ、そんなことをしなければならないの?』(客動)と自覚させた上で、『契約すれば、その活動が軽くなる』ことを伝えなければならないのです。 そのため、客より先に動かない、つまり“�⊆�静と客動”が必要なのです。
そして、第3番目には、“その時々で顧客がイメージできることを話す”という“�M�解最優先”発想があります。
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【07】 契約の強打者の3つ目の発想:“�M�解最優先” |
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たとえば、専門知識がない顧客に、相続対策や社内トラブル対応の話をしても、イメージされません。そのため、まずは“会計事務所と契約して何をするか”“社労士事務所と契約して何をするか”あるいは“他の企業は士業と契約して何をしているか”を話します。そして、実際の“成果”を得るために、“どんな段取りで契約するか”の話をし、途中でダメだと思った時の“断るポイント”や“それ以上契約しない道”にも言及するのです。
専門見識自体はイメージできなくとも、“契約をして問題解決に向かう自分の姿”は、誰でもイメージできるでしょう。イメージできなければ、他者事例を提供することで、理解を深めることができます。それが“�M�解最優先”発想なのです。
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【08】 3つの発想を形にする“実践法”は次回のテーマ |
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よくよく観察すれば、一部の達人を除き、契約を取る強打者は、“�〕�無の境界”、“�⊆�静と客動”、“�M�解最優先”という3つの基本を、自然な形で身に付けているはずです。そして、達人は、天性のものとして、常にそんな行動ができるのでしょう。
しかし、これではただ“抽象的な言葉”しか残りません。そして雰囲気だけでは、実践活動に取り組むことは難しいでしょう。そこで、次回、個々に活動方式を個別に考えるのではなく、一気に“3つの発想”を形にして活用する“実践法”を考えたいと思います。
ただ、その際にも忘れてはならないことは、いかなる手法も“打率向上”にはつながっても、100%の成果は出さないという現実と、“�〕�無の境界”、“�⊆�静と客動”、“�M�解最優先”の3つの発想を忘れてしまったのでは、いかなる“実践法”も、徐々に“魂”が失われて、効力が枯渇するという事実ではないかと思います。
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